2022年8月にスタートしたドラマ『個人差あります』が話題になっていますね。
最近BLドラマが人気ですが、それとはまた違った設定です。
『個人差あります』は30年男性として生きてきた夫・磯森晶(白洲迅)が突然女性になってしまうというお話です。
そう、心が女性じゃなくて身体が女性になるんです。
世間で何かと取り上げられているLGBTQを逆手にとったというのでしょうか。
- 異性化する前の夫・磯森晶を白洲迅
- 異性化した後の夫・磯森晶を夏菜
- 磯森晶の妻・磯森苑子を新川優愛
が演じています。
原作者の日暮キノコさんは
- もともとはジェンダーというほど強く偏見を意識していなくて、単に個人・個性は千差万別だからその部分を描いたつもりだった
- 人間はもともと少数派なのが当たり前
- ジェンダーは『こうあるべき』じゃなくて『個』が大前提
と作品への想いを語られていました。
確かにひと昔前は、男性・女性以外は少数派として好奇の目にさらされるケースが多かったと思います。
私自身の話でも、そういう方の話は聞きますが人数は僅かです。
なのでどうしても『少数派』という頭がありましたが、その方たちは
- 生きずづらくなるから
- 面倒だから
- 他人にとやかく言われるのが煩わしいから
あえて個性を伏せて生活しているんですよね。
ドラマ『個人差あります』は
- 男性と男性
- 男性と女性
- 女性と女性
など色々な愛の形が登場しますし、色々な方がいるのが当たり前として描かれています。
視聴者の感想でも
- 人にはなかなか勧めにくい部分はあるあけど、センシティブな部分にもしっかり切り込んでいる
- 見始めはよくある展開かと思ったら違っていて、どんどん面白くなっていった
- センシティブだけどコメディ仕立てなので面白くも見れる
- 現実離れした設定だけど、他人を理解しようと思わせてくれる
という声がたくさんSNSにもあがっていました。
私は決していい子ちゃんぶっている訳じゃなく、本当にそれは個性だと思っているんです。
でも、男性だと思っていた夫が体も女性になったらさすがに戸惑ってしまいます。
夫に服やメイク、女性の振る舞いなどレクチャーするなんて想像もつきません。
- 夫として接するのか
- 女性友達や仲間として接するのか
- 妹や家族として接するのか
ドラマでも女性になった夫を受け入れようと苦心する妻の姿が描かれています。
実際ある日起きたら体が異性になっているなんてことはありえませんが、飛んだ設定で面白いです。
ここ数年間で生活スタイルも激変し、自宅で過ごす時間が増えました。
いくら感染症が落ち着いていった時が来ても、リモートワークという言葉もできたぐらいで益々個性が尊重される時代はやってきます。
世の中が個性を素直に慈しむ、もっともっとそんな風潮を浸透させていかないといけないなと思いました。
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